択一式(選択式)試験への臨み方

学習ノート

学生時代、いろいろテストありましたよね。。
そして社会人になってからも社内試験や自己啓発(会社からの”慫慂”という名の半ば強制的なもの含む)などで引き続きテストを受けることがあるかと思います。

社会人になってからのテストは、学生の時のように十分な勉強時間を確保することはなかなか難しいです。限られた時間の中で効率的に学習し、特に資格試験などは費用もかかるうえに貴重な休日がつぶれてしまうので、一発で合格をもぎ取りたいものです。

テストの形式は択一式(選択式)と記述式に大別されます。私の場合、特に社会人になってからは択一式(選択式)のテストを受けることが多くなった(社外資格で10個ぐらい)ように思います。

択一式(選択式)のテストでは合格点を取るため、勉強開始以前に検討していることがあります。この記事では私の実体験も踏まえ、その考え方を紹介します。

これはどんな分野のテストでも共通する考え方で、テストに向けて心理的なハードルを下げることに役立つものと考えています。

合格ライン60%の意味

多くのテストは、60%ぐらいが合格ラインに設定されていますよね。

試験範囲を確認してその膨大さにウンザリ。。
この範囲から出題されて6割を理解しないと合格できないのか。。。

こんなことを思うと、そもそもそのテストにチャレンジする気が失せます。
かなり多くの方が、ここで脱落している気がします。

でも、当たり前の話ですが、択一式のテストであれば運だけで正解することがあります
また、「この選択肢はない」ということが分かれば選択肢を絞ることができて正解する確率が上がります。

つまり、「テストに合格するためには出題範囲の6割を正確に理解する必要なんてない」ということです。

もちろん、本来はテストに合格するためではなくその分野の知識・スキルをつけるために学習するのがいいと思いますが、
そんな正論ばっかり言っていてはモチベーションが続かんわ!ということもあろうかと思いますので。。

四択テストのケースでの考え方

では具体的にどれくらい理解度が必要か、よくある四択のテストでケーススタディしてみます。

①出題範囲の半分はバッチリ!というケース

この場合はよっぽど運が悪くない限り合格です。
ただ、半分を確実に正解するというのは、試験によっては少しハードル高めですね。

点数=半分は正解+半分は運任せ=50×100%+50×25%=50+12.5=62.5点 → 〇

②出題範囲全般をぼんやり理解できているケース

正確には理解できていないけどぼんやり分かっている場合、四択を二択まで持ち込めることが多いです。ただ、この場合は点数が伸びません。

日ごろから仕事として携わっている分野の試験を受けるときに、ある程度の知識を持っていることを理由にテスト対策を全然せずにぶっつけ本番で挑んで落ちる人はこのケースが多いと思います。

点数=すべて二択まで絞り込める=100×50%=50点 → ×

③出題範囲の1/3はバッチリ!残りもだいたいわかるというケース

択一式のうまみが出て、これでも十分合格です。

点数=1/3は正解+残り2/3は二択まで絞込=33×100%+67×50%=67点 → 〇

私はいつもここを意識してテスト対策しています。以下がその理由です。

  1. 正確に理解するのが1/3でよく、興味のあるところを集中して学習できる
  2. 他の2/3を浅く広く学習できる
  3. 時間効率がいい

仕事はテストと違い、完全に理解せずとも概要を抑えていれば調べながら進めることができます。

いまは簡単に物事を調べることができる時代なので、私は暗記することにあまり価値を感じておらず、実務で活用できることを重視して勉強できればと思っています。

得意分野はしっかり理解しつつ、知識のないところを「なんか聞いたことある」というレベルに持っていくのが重要と捉えています。

テスト対策の進め方

ここまでの検討を踏まえて、どうテスト対策を進めていくか?私のおススメを紹介します。

もう完全にネタバレしていますが、効率的にテスト対策するためにも仕事に活かすためにも③のケースを目指すことがオススメです。

で、これを目指そうにもまずは自身の現状のレベルがわからなければ効果的な対策は打てません。現場と目標とのギャップを把握して、そのギャップを解消するために対策を打たねばなりませんから。

ということで、現状把握のために何をすべきか。もうお分かりの方も多数いらっしゃると思いますが、過去問を解くことですね。

すごく当たり前な結論になってしまいましたが、テスト対策にはやっぱり過去問です。

私のおすすめは、テストを受ける決意をしたら勉強する前にまずは過去問を解いて実力を測ることです。

そしてバッチリわかった問題、絞り込めた問題、サッパリわからんかった問題の比率を確認し、③のケースとのギャップを把握のうえテスト対策の勉強に着手するのが効果的な進め方だと思います。

まとめ

択一式(選択式)試験への臨み方について、社会人向けのオススメの方法を説明してきました。

最後、簡単にまとめて終わります。参考になれば幸いです!

  • 合格ラインの割合までバッチリ問題を解けるようになる必要はない。もっと気楽に考える。
  • テストに挑むことを決意したら、まず過去問を解き現状把握する。
  • その後、自分の得意分野あるいは実務に関連深い分野を中心に出題範囲の1/3を学習し理解を深める。残りはさらっと浅く広く流す。

コメント

タイトルとURLをコピーしました