こんにちは!コタローです。
技術士総合技術監理部門の試験対策に欠かせない総合技術監理キーワード集。
以下の記事では『総合技術監理キーワード集2022』について、2021年版のキーワード集からの変更・更新点を整理して紹介しました。
このキーワード集、試験対策として役に立つものですが、技術士の資質向上のための継続研鑽の材料としても活用できます。
五つの管理技術を実践するためは継続的な学習・情報収集も必要。
本記事では、私自身が実務でアウトプットすることを前提に、優先的にインプットするキーワードを各管理技術から選定しましたのでノートに残していきます。
主観的なノートにはなりますが、総監キーワードと関連付けながら出典も示しつつまとめていくつもりです。
総監技術士に挑戦される方の参考になる内容もあるかと思いますのでご覧いただければ幸いです。
総合技術監理キーワード集の概要
そもそもこのキーワード集は何なのか?ということが、キーワード集の『まえがき』に記載されています。
ポイントとしては以下の2点です。継続研鑽の題材として適していることがお分かりいただけるかと思います。
- 定期的に改訂される
- 各キーワードの詳細は、利用者が自ら調べることを前提としている
ちなみに次年度は少し大幅な改訂が予定されているようです。
経済性管理
経済性管理は名前の通り経済性に絡むキーワードのほか、品質や納期に関わるものも多数あります。
企業の存続のためには利益が必要ですから必然的に経済性管理は重点的に管理項目となることが多く、試験対策以外の面でも得意分野を増やして業務に活かしたいところ。
私は、2.6節の『財務会計』を今後の注力箇所としました。
中間管理職をしていますが財務会計のことをボンヤリとしか理解できておらず…
この現状に危機感を覚えたことが選定理由です!
キーワード集を見ての通り財務三表の理解からスタートするのがよさそう。
財務三表といえば簿記!ということで、簿記三級を丁寧に学ぶことにしました。
ネット検索で情報収集したところ、
- 有料ならクレアールの通信講座
- 無料なら簿記系YouTuber?のふくしままさゆきさんの動画
が非常に勉強になるとのことで、私は併用しながら学習しております。
人的資源管理
続いて3章の人的資源管理。
このパートでは、多数の新出ワードがあります。
そのため、まずは新出ワードの概要を学習することにしました。
追加されたキーワードの概要は以下の通りです。
キーワード | 概要 | 出典 |
---|---|---|
組織コミットメント | 従業員が働く組織に対して抱く帰属意識や情緒的な愛着など | Schoo for Business |
次世代育成支援対策推進法(くるみん認定) | 日本の急激な少子化の進行に対応して、次代の社会を担う子どもたちの健全な育成を支援するため、企業・国・地方公共団体は各種行動計画を策定することとされている。 くるみんマークは、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定の証。 | 厚生労働省 HP |
副業・兼業 | 厚生労働省では、「働き方改革実行計画」 を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っている。令和2年9月にガイドラインが改定された。 | 厚生労働省 HP |
インバスケット | 制限された時間内に主人公の立場になりきり、お客様からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるような案件を、的確かつ迅速に精度高く処理を行うことができるのかを測るビジネスシミュレーションゲーム。 | インバスケット研究所 HP |
キャリアオーナーシップ | 個人一人ひとりが「自らのキャリアはどうありたいか、如何に自己実現したいか」を意識し、納得のいくキャリアを築くための行動をとっていくこと。 | 経済産業省「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」報告書 |
さらに、個人的に組織構造について興味があり、次世代型の組織と言われるティール組織について学ぶ予定です。
以下の書籍を積読中📕
情報管理
情報通信の分野は他の領域にないスピードで新技術が登場するので、情報通信技術動向、特にDX関連の知見を広げていきたいです。
DXといっても様々ですが、令和三年度の総監技術士の筆記試験のテーマでもありました『データ利活用』は技術士、技術者でなくても把握しておきたいところ。
以下の書籍で学習していく予定です。
加えて、情報技術の基礎的な内容の理解も充実させたいところ。
応用技術者試験への挑戦も検討中です。
安全管理
5章の安全管理では、「5.1 安全の概念」の説明文にカーボンニュートラルやDX等の社会変化に関する内容が追記されています。
私は安全管理の分野の管理技術が他に比べて弱いと自覚しています。
そのため、まずは学び方を考えるところから考えていきます。
社会環境管理
最後の6章、社会環境管理。
ここでは特に、カーボンニュートラルや再エネ政策に関して調べていきます。
2021年はカーボンニュートラルに関する機運の高まりが見られましたが、ロシア・ウクライナ問題を受けて各国のエネルギー政策に見直しの必要性が出てきている認識です。
エネルギー問題とカーボンニュートラルは密接な関わりを持ちますし、エネルギー自給率の低い日本においては再生可能エネルギーの導入拡大やそれを支える政策動向を理解しておきたいところです。
この学習のためには環境省発行の環境白書が役立ちそうですね。加えて、経済性がトレードオフの関係となるので経産省側の記事も並行して読むようにします。
まとめ
本記事では、総合技術監理キーワード集を活用した継続研鑽についてきました。
試験対策としても合格後の継続研鑽としても役立つキーワード集。
今回はその中から個人的に今後学んでいきたい箇所を述べた主観的な記事となりましたが、学びが進めば更新していきたく考えております。
▼オススメの総監対策本です。
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