技術士二次試験(総合技術監理部門)、択一式問題を改めて解いています。
第三回その②は情報管理の後半4問!前回の前半4問に続く第二弾です。
エビデンスも探しながら記載していますが、もし誤りなどあればご指摘いただければ幸いです。
なお、エビデンスについては論文のような確度の高いものまでは求めず、インターネット検索で引っかけることのできる中央省庁や企業等のホームページなどをメインに活用しています。効率的に作業するためです。
なお、択一式問題の概要や経済性管理、人的資源管理については以下の記事をご確認ください。
令和三年度 技術士二次試験〔総合技術監理部門〕~経済性管理~
令和三年度 技術士二次試験〔総合技術監理部門〕~人的資源管理~
情報管理に関する問題(I-1-21~I-1-24)
情報管理の範囲は、総合技術監理キーワード集に以下の通り整理されています。
情報分析,コミュニケーションと合意形成,知的財産権と情報の保護と活用,
情報通信技術動向,情報セキュリティ
データの分析や情報通信技術、セキュリティだけでなく、コミュニケーションや知財関連も情報管理に該当します。
今回の記事では、後半の4問(I-1-21~I-1-24)を解いていきます。
以下、問題文にメモを書き込んだものを掲載していますが、水色ハッチングしたところはキーワード集に登場する用語、赤丸が正答、青字が説明です。
I-1-21 統計分析
情報分析の分野から機械学習に関する出題でした。
正答は②です。
②の説明は、相関分析ではなく回帰分析の内容になっていますね。
相関分析と回帰分析は分析目的の違いなどをセットで理解しておくと役立ちます。
なお、統計分析に関してザクっと概要を把握したい場合は、以下の本がおすすめです。
お題ごとに2ページ見開きで図解とともに整理されていて辞書的に使えるので、私は電子書籍で購入してスマホでいつでも参照できるようにしています。
I-1-22 ネット炎上
こわいこわいネット炎上!
コミュニケーションと合意形成の分野のキーワードです。正答は③。
テレビのバラエティ番組などでもネット炎上が取り上げられていますよね。
なお、エビデンスとしては総務省発行の情報通信白書の中にネット炎上の特集がありました。
ネット利用頻度が高くネットニュースによく接する者は、まとめサイト等で炎上情報を知ることが多いが、平均的日本人の多くはテレビによって情報を得ることが指摘されている
令和元年度情報通信白書 第4節 デジタル経済の中でのコミュニケーションとメディア
I-1-23 クラウドコンピューティング
続いては情報通信技術動向の分野から、クラウドに関する出題。正答は④です。
④はPaaSではなくSaaSの説明。IaaS含めて3点セットで違いを理解しておきたいキーワードです。
クラウド事業者にどこまで任せるかによってサービスモデルが異なります。
世の中を席巻するクラウド技術、技術士でなくても要チェックの分野ですね!
ここまでも引用してきた総務省のICTスキル学習サイトが参考になります。
また、代表的なサービス(aws,azure,GCP等)のサイトにも多数の情報があるので興味のある方はググってみてください。
I-1-24 多要素認証
次は情報セキュリティの分野からオンライン本人認証方式に用いられる多要素認証に関する出題。
正答は①。以下、多要素認証の解説です。
認証の3要素から2つ以上を組み合わせて認証するのが多要素認証です。
多段階認証とは違うので区別しましょう!
銀行ATMは古くからありますが多要素認証(キャッシュカード(所持情報)+パスワード(知識情報))の典型例ですね。
まとめ
以上、情報管理に関する8問のうち、後半の4問でした。
他の管理技術も重要ですが、特に情報管理は近年の社会や技術の潮流からも技術者のみならずビジネスパーソンには必須の分野ですね。
総監技術士のキーワード集も活用しながら、引き続き学んでいきたいと思います。
技術士対策とは別に本ブログにも載せていこうと考え中~
今度は五つの管理技術のうち四つめ、「安全管理」に入っていきます!では!
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