先日、リベ大の両学長のYoutube動画(庶民の資産運用の特権TOP3)を見ていました。
その動画に関するリベ大の記事がこちらです。
紹介されていた3つの特権のうち1つ目の特権は
キャッシュポジションが許される
というもの。
キャッシュポジション。
よくよく考えてみるとわかっているつもりであまり理解できていないことに気づきました。この記事ではキャッシュポジションについての考えを書き残しておこうと思います。
「総資産における現金比率」と「投資におけるキャッシュポジション」
端的な表現が見つからず長ったらしくなりましたが、この2つは違うもの。区別して理解する必要があります。
投資をスタートして数年たちますが、ようやく気付きました。これまで前者しか考えていなかった。。
総資産における現金比率
総資産の中での現金の比率のこと。
手元の現金だけでなく銀行預金や証券口座の預り金、電子マネーなども現金比率の枠として扱っています。加えて、会社での財形貯蓄もこの枠で管理しています。
総資産における現金比率を考えることは、元本が保証される安全資産と株式等のリスク資産のバランスを考えることなのだと理解しています。
私はだいたい年齢ぐらいの現金比率であればリスクを許容できると捉えています。
※細かな話になりますが、財形貯蓄は流動性が低いので、財形貯蓄以外で生活防衛資金を残しています。
私は不動産を持っていないのですが、不動産が資産の中に入っている場合はその点も考慮する必要があるのかもしれませんね。マイホーム購入時にはこういったことも考えておかねば。。
投資におけるキャッシュポジション
投資資金の中で投資に回さず手元に残している資金のこと。
相場の状況を見て、投資金額を抑えてキャッシュポジションを高めたり、多くを投資に回してキャッシュポジションを低めたりするなど、状況に応じた手元資金の割合のことを指します。
私はこれまでこのことを理解できていませんでした。
「とにかく余裕資金は投資に回して株を買う!」ということを繰り返していて、暴落時に備えてキャッシュポジションを高めておくというようなことはほとんど考えていなかったです。反省反省。
現金比率とキャッシュポジションの現状把握方法
こういった数値は現状の値を把握しないと今後の作戦を立てられないので、まずは現状把握が大切です。かつ、簡単に把握できるのがいいですね。
総資産における現金比率の把握方法
これは自身の資産を把握できていれば簡単です。資産一覧の内訳から計算できます。資産と負債を棚卸しして家計のバランスシートを作れるようにしときたいですね。
私はマネーフォワードMEを使って見える化しています。
銀行、証券会社、クレジットカード、ポイント等と自動連携できるので資産管理が本当に楽にできます。
投資におけるキャッシュポジションの把握方法
こちらは今まで管理していなかったのでどうしようかと思いましたが、配当金の管理用に使っていた43juniを使えば簡単に解決しました。
43juniは、しよさんという方が個人開発されているソフトで無料で利用できます。
一部、手入力が必要な箇所がありますが、手入力の箇所が残る分、データのカスタマイズがしやすいメリットもあります。投資用の現金を手入力で登録したり、購入した株式にメモを残して購入利用などを履歴として残したりすることができるのがいいところです。
また、自動作成される多数のグラフが非常に見やすくてお気に入りです。
これまでは主に配当金の管理に使っていましたが、投資におけるキャッシュがどの程度か把握するのにも役立つので使っていこうと思います。
2021/8/10現在のキャッシュポジション
まず現状を見える化してみました。
最近の43juniのアップデートでこういった画面が簡単にダウンロード可能に。ありがたや!
ちなみに、ボタン一つで金額非表示にすることも可能です。実名で投稿する際など金額を隠したいときに非常に助かる機能ですね。
これまで余裕資金でひたすら株を買ってきたので、投資資金におけるキャッシュは6%だけです。
この数値がいまの環境下で適切などうかについてはこれから検討していこうと思いますが、近いうちに調整局面が訪れるのではないか説も流れている中でこのキャッシュポジションはあまりよくない気がしている今日この頃です。
(補足)PC版Chromeで43juniを使うときの注意点
PC版Chromeで43juniが開けない場合があります。私も開けずしばらく別ブラウザで開いていました。
開発者のしよさんのツイートに解決策が書かれていますので合わせて紹介しておきます。
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